医院ホームページ改善チェックリスト!今日からできる魅力的なホームページ!
8秒。
これがなんの時間か知っていますか?
平均的なネットサーファーは、検索エンジンの結果が表示されると、3~4分ほどをかけて平均して25件のサイトにアクセスすることがわかっています(2012年ネットクラフトより)。
つまり、1つのサイトを見ている時間(滞在時間)は
3分~4分(×60秒) ÷ 25件
= 7.2秒~9.6秒
と、大体8秒ほどです。
実際には1件に8秒というわけではなく、「自分に関係ない」と判断したらすぐに閲覧をやめて違うサイトに飛ぶということです。
ここで質問です。
あなたの医院のホームページは8秒以上読まれていますか?
そしてもう一つ大切な質問。
たった数秒しか読まれないページで、果たして新しい患者の来院が見込めるでしょうか?
(そもそもの目的を果たしていますか?)
せっかくホームページを持っているのに、誰にも読まれないのでは意味がありません。
そこで今回は医療系ホームページに特化した改善点を
というテーマにわけてふんだんに紹介いたします。
- デザイン~五感に訴えるサイトデザインにする~
- 文章~読みやすく、わかりやすく、感情に訴える文章作り~
- SEO~サイトの価値を高めて検索順位を上げる~
- マーケティング戦略~患者さんが自然に集まる流れを作る~
デザイン
~五感に訴えるサイトデザインにする~
- カッコいいホームページ
- モダンでクールなホームページ
これらは患者を集める上で重要な要素ではありません。
ホームページを持つのは
患者候補に読んでもらい、医院への通院を決めてもらうため
ということを忘れないようにしましょう。
医院の特徴とマッチしないサイトデザインはただの自己満足です。
医院を知ってもらうという目的に沿って、一貫した直感に訴えかけるデザインにしましょう。
写真の下にはキャプションを入れる
新聞や雑誌のような紙媒体の写真・画像のすぐ下に配置する「キャプション」は、その他の本文よりも約2倍近く読まれやすいと言われています。
ホームページは紙媒体とは違ってインターネット上にあるものですが、だからと言ってキャプションが効果をなくすという理由にはなりません。
キャプションに限らず、注目されやすい箇所なので、
- 一番伝えたいこと
- 患者が得られるメリット
といった重要なメッセージを画像の下につけるようにしましょう。
写真には人物入り
できるだけ人物入りの写真を載せるようにしましょう。
「どんな人が治療してくれるんだろう?」
「どんなスタッフがいるんだろう?」
と、気になっている人は多いからです。
また、可能であれば患者さんの診療風景もあると良いでしょう。
「実際に診療を受けに行った際にこんな風に接してくれるんだな」とユーザーがリアルにイメージしやすくなります。
覚えておいてください。
人は具体的にイメージできた時に行動を起こすのです。
余白を恐れない
人は「コンテンツで情報を得よう」とするときに2段階のステップを踏みます。
- 第一段階:パッと見て読みやすそうか判断する(右脳)
- 第二段階:気になった個所の内容の文章を読む(左脳)
そう、実は最初から文章を読むのではなく、最初に見ることから始めるんです!
だからどんなに有益な情報だとしてもぱっと見「読みにくそう…」と思われたら、内容を読む前に離れていきます。
本当に伝えたいことがあるなら、内容だけでなく、余白をうまく使って「見やすさ」も重視することが大切です。
たくさんの情報を伝えたいからと言って、文章や画像をたくさん詰め込んでいませんか?
画面から距離を置いて「ウっ・・・」とならないか、自分以外の人に見てもらうのも良いでしょう。
アイコンは大きくわかりやすく
インターネットを閲覧している人のほとんどはスマートフォンを利用しています。
スマートフォンは自分の指で
- 画面を上下にスクロール
- リンクをタップする
といった直感的な操作が基本です。
それに合わせて、あなたのホームページも直感的に操作しやすいデザイン設計にするべきです。
そこで大切になるのがアイコンです。
別のページにリンクしてもらう際に、文章をリストにしている場合(テキストリンク)とアイコンを使っている場合では、後者のほうが直感的操作がしやすくなります。
アイコンを大きく表示することでより直感的にタップしやすくなります。
わかりやすくするためにイラストを入れるのも良いですね!
配色を考え直す
色は相手の感情に大きく影響を与えます。
「どんな患者さんを呼び込みたいか」というターゲットに合わせてサイト全体の配色を考え直しましょう。
色と感覚の関係 | |
---|---|
青 | 知性・信頼 |
緑 | 自然・幸福感 |
オレンジ | 楽しい・陽気 |
白 | 清潔感・平和 |
ピンク | 女性的・愛情 |
黄色 | 明るい・活発 |
黒 | 高級感 |
紫 | 不思議・風変り |
茶色 | 堅実・安定感 |
グレー | 上品・落ち着き |
赤 | エネルギー・熱・元気 |
成人をターゲットの中心に置くなら青や緑をベースに。特に青は「信頼」を連想させる色なので医療では白と併せて使いやすい色です。
小学生以下の小児をターゲットに据えるなら淡い黄色やオレンジをベースにするのが良いでしょう。明るく楽しい印象をお父さんお母さんに与えることができます。
赤は安定的に人の目を引くので、アクセントをつける際に使用すると良いかもしれません。主張が強いので多用は避けるのが良いかもしれないですね。
黒は高級を連想させるので自費診療中心にしたいなら使ってみるのが良いですが、扱いが難しい色なのでかなり限定されたターゲットになります。
グレー(灰色)は上品さを連想しやすいので、黒ほどの扱いにくさはありません。
また、目に優しい色でもあるので年齢が高い40~50代以上のターゲットに向けたサイト作りに使いやすいでしょう。
文字のフォントとサイズ
文字のフォントは読みやすいものを選びましょう。
代表的なのは
- メイリオ
- ゴシック
- 明朝
の3つです。
また、フォントの大きさ(サイズ)も調整しましょう。
- フォント
- フォント
- フォント
- フォント
スマートフォンの画面サイズも考慮してサイズを調整しましょう。
画像とページ内容の整合性を持たせる
写真や画像はページの内容とマッチした画像を選ぶようにしましょう。
画像を載せる価値は、読者に
- 具体的なイメージ
- 成功ストーリー
を連想してもらうためです。
それなのに本文と関係のない画像を掲載すると、読者の意欲も大きく削がれることになるでしょう。
- 治療について話しているなら、それに関連する画像
- 設備について話しているなら医療機器・設備の写真
- スタッフについて話しているならスタッフの写真
このように意味のつながる画像を選ぶことはサイト作りの鉄則です。
文章
~読みやすく、わかりやすく、感情に訴える文章作り~
医院のホームページは読んでもらってナンボです。
しかし、ただ思いのままに文章を書けば読んでもらえるのかと言えばそうではありません。
ここでは読みやすくわかりやすいWEB向けの文章について解説します。
ちょっとしたコツをお教えしますので、今日からでも文章を見直して改善してみましょう!
専門用語を減らす
医療業界でしか通用しない専門用語は極力減らすようにしましょう。
- 経口内視鏡
- 表面麻酔
- インフォームドコンセント
- クオリティオブライフ
医療の世界では当たり前に使われている言葉でも、一般的には理解できない単語というのは結構あります。
何を言っているのかわからない医者の治療を受けたいと思う患者はいるでしょうか?
説明する際には多少の専門用語は必要になるかもしれませんが、
- できるだけわかりやすい言葉に言い換える
- 補足として説明や注釈を入れる
といった工夫をすると、読者の理解も深まります。
また、「何となく知っているけど、一般的に使わない表現」もわかりやすく言い換えるクセを付けましょう。
安心・安全ということばに頼らない
医療において「安心・安全」という単語は使いに使い回されています。
当院は安心・安全な治療に努めています!
と、言われてもそれが本当かどうかは読者に伝わりません。
読者が知りたいのは安心・安全である「理由や根拠」のほうです。
- どんな滅菌対策をしているか?
- 緊急の場合に対応できるようにどんな設備を導入しているか?
- どのような体制で事故を防ぐのか?
という疑問に答えるようにしましょう。
ちなみに「安心・安全」という単語は、使い方によっては医療広告ガイドラインに沿わないものになるので注意!
例)ダメな例
- 安心安全な治療をしています。
※医療機関が安全に配慮するのは当然という理由でNG。 - 安心して治療が受けられます。
※安心(感情)は他人が決めるものではないという理由でNG。
「あなたとわたし」の二人称を基本にする
ホームページにせよ、広告にせよ、文章は「あなたとわたし」という二人称で進めるのが理想的です。
ユーザーは、
「わたしのことを言っている!」
「自分の気持ちをわかってくれている!」
と感じた時に行動に移します。
それなのに
- お子さまからご年配の方までお越しください
- 地域の皆さまをお待ちしています
と、広く網を張るような表現を多用すると「自分とは関係ないのかな?」「ここの医院はやめておこう」と無意識レベルで判断されかねません。
読者一人と会話をするのがホームページ本来の役割ということを忘れないようにしましょう。
問いかけをする
適度に問いかけを入れるというテクニックがあります。
- 直近で健康診断を受けたのはいつですか?
- 〇〇のような症状はありませんか?
このように問いかけることで読者をイメージの中へ引き込むことにつながり、より具体的なコミュニケーションができるようになります。
トップのキャッチコピーは独自性を前面に出す
ホームページの中でも一番最初に表示されるトップページは、医院の第一印象を決めるとても重要な場所です。
だからこそ、
- 医院ならではの魅力
- 独自性を伝えること
- ユーザーにとっての最大のメリット
がひと目でわかるようにする必要があります。
トップページの段階で医院の魅力を伝えられなかったら、読者はすぐに別の医院を探します。
最初の最初に読まれるキャッチコピーは練りに練って考えて実際にテストしてみることが大切です。
8秒~30秒の間で魅力が伝わるよう構成を考えてみましょう。
まめに箇条書きやリストを入れる
文章がダラダラと書かれていると読むほうとしては疲れます。
そこで箇条書きを適度に加えることで、読みやすさをグッと上げるテクニックがあります。
読者の頭の中を整理することにもなるので、ぜひ取り入れてみましょう。
例)
こんな症状はありませんか?
- 口が大きく開けられない
- あごの関節からカクカクという音がする
- ものをかむとあごの関節が痛む
それはもしかしたら顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。
強調表示を入れる
何が重要で、何が補足的な内容なのかを強調してあげると読み手もスムーズに内容を理解しやすくなります。
例)
- 色を変える
- 太字にする
- “←クォーテーションを入れる→”
- 「かぎかっこ」で囲む
- 重要な部分のフォントサイズを大きくする
こまめに改行と空白行を入れる
文章の句読点「。」が来たら、できるだけ改行を入れるようにしましょう。
また、文章のまとまりごとに空白行を入れることで、テンポよく読み進めてもらいやすくなります。
話は結論からスムーズに伝える
一番伝えたいことは一番はじめに伝えるようにましょう。
ダラダラと遠回しな言い方をしていると
「結局何が言いたいの?」
と読者を飽き飽きさせてしまい、読むのをやめる結果につながります。
ユーザーは文学を読みに来たのではなく、
「あなたの医院はわたしにどんなメリットを与えてくれますか?」
という答えを求めています。
特にネット社会は、いかに早く必要な情報を手に入れるかという思考で動いています。じっくり文章を読む暇なんてありません。
文章の流れとしては以下の流れを意識すると良いでしょう。
結論
↓
根拠・理由
↓
具体例・説明
↓
まとめ※
※近年ではWEBや一般図書で、最後にまとめの要素を入れることが増えてきました。読者の中には先にまとめを読んでから結論と根拠、具体例を読む人も少なくありません。
短い文を並べる(多くても一文100文字未満が理想)
一つの文章に対しては一つの主張でとどめて、できるだけ短く区切りましょう。
文頭から文末までが長いと、読者に考える暇や疑問を整理する余裕を持たせられません。
人間の脳は情報整理がうまくいかない状況を「不快感」として認識します。
一文の文章が長いと、なかなか情報整理がスムーズにできないので、ストレスから読む気を失わせてしまいます。
可能な限り短く区切って、難しい場合でも100文字は超えないようにしましょう。
表記揺れをなくす
単語の表記は統一するようにしましょう。
- 子供
- 子ども
- こども
同じ「コドモ」という読み方なのに、ところどころ表記が違うと違和感があり読みにくくなります。
文章に一貫性を持たせるためにも表記は統一するようにしましょう。
ユーザーのメリットを中心に構成していく
文章を書き始める前にユーザーのメリットをたくさん書き出しておくことをおすすめします。
ユーザーはあなたのサイトに
「どんなメリットがあるのだろうか?」
「何をしてくれるだろうか?」
という疑問を持って訪れます。
その問いに答えるためにもユーザーのメリットを中心に文章を構成していく必要があるのです。
自分ではわからないことも多いので、人に聞いてみるのも一つの手です。
難読漢字は開く
読むのが難しい漢字はできるだけひらがなで開くかルビを振るようにしましょう。
せっかく内容を読み進めてくれているのに難しい漢字が出ると
「これなんて読むんだろう?」
と余計なことを考える時間を与えてしまいます。
意識散漫にさせると、それだけで読者は離れていきます。
内容に集中させるためにも難しい漢字は避けるようにしましょう。
SEO
~サイトの価値を高めて検索順位を上げる~
GoogleやYahoo!で上位に表示させるには以下6つの要素が必要とされています。
- 信頼性
- 網羅性
- 専門性
- 権威性
- 独自性
- サイトパフォーマンス(読み込みスピード)
一つ一つ説明するとまたまたたくさんの文章が必要になるのでここでは割愛しますが、検索順位を上げる上でこの6つの項目を無視することはできません。
一昔前はキーワードでサイトを埋め尽くせば自然と上位にランクされていましたが、いまでは内容のクオリティに重きを置くようになっています。
逆にこの6つの項目をうまく取り入れられれば、あなたのホームページは「価値のあるサイト」と判断され、自然と検索順位を上げていくでしょう。
信用ある機関からの引用を使用する
何かの主張に対してはそれが正しいとする根拠を示すことで信頼性につながります。
引用*1はその根拠を示す上で欠かせない方法です。
ただ闇雲に個人・団体のサイトから引用して良いというわけではありません。
検索エンジンは信頼のおける機関からの引用を推奨しています。以下に例を挙げます。
一般的な引用の方法は、引用した文章や画像の下に「引用元:●●」と書きます。
サイトマップを作る(複数に渡る場合は種類別に分ける)
サイトマップとは、あなたのホームページにどのようなページがあるかを示す目次のようなものです。
大抵はページの下のほうにひっそりとありますが、これがあるとないとではサイトの評価が大きく変わります。
簡単に言えばこのサイトマップを目印にGoogleやYahoo!はあなたのホームページを見て回り、「優良なサイトかどうか」を判断します。
サイトマップがないからといってまったく評価されない訳ではないですが、スムーズにサイト内を見回ってもらうためにもサイトマップは作っておくのがSEO対策では常識とされています。
画像にaltタグを入力する
検索エンジンはサイト内でどのような
- 単語
- 文章
を使っているかをキーワードとしてサイトの評価を考えています。
実はこのキーワード、画像や写真にも入れられるんです。
「絵に対してキーワードを付ける??」
と少し混乱しそうですが、ページを構成する裏側はHTMLと呼ばれる文章の集まりでできていて、
- ページの配色・デザイン
- フォントの種類・サイズ
などを作っているのです。
表向きに見えるのは画像でも、裏側のHTMLは文章(言語)だということです。
だからこそ画像にも「キーワードを入れられる」という理屈が通じます。
せっかくサイトの評価を左右するキーワードを画像に入れられるなら使わない手はありません。
altタグと言われるもので、HTMLの画像部分には必ずあります。
ただ、少しだけ知識が必要になるのでよくわからない方は下手にいじらず、わかる人に教えてもらいましょう。
リンクが機能しているか確認する
別のページに飛ぶ
- ボタン
- アイコン
- テキストリンク
がちゃんと機能しているか確認しておきましょう。
無効なリンクは大きく評価を下げる要因になります。
読み込み時間を最適化する
せっかくサイトを訪れてもページを表示するのに時間がかかるのでは読者も面倒くさくなって離れてしまいます。
また、検索エンジンはそのような読み込み時間も評価対象にしています。
読者は離れて、検索エンジンにも評価されないなんて嫌ですよね?
今一度ページ一つ一つを確認しながら、動きを遅くしている原因を改善しましょう。
例)
経歴と所属学会、資格を載せる
医療広告ガイドラインでは経歴の掲載は義務ではありません。
ただ検索順位を上げるSEOの観点で考えるなら、詳しい経歴はぜひとも入れておきたいところです。
GoogleやYahoo!といった代表的な検索エンジンは「信頼性」と「専門性」を一つの評価基準とします。
信頼性とは主に
- 客観的なデータ
- 科学的な根拠
など、信頼のおける情報が大本だと考えられてきました。
しかし近年、Yahoo!がリスティング広告*2の評価基準として、経歴の明記を重視することが明らかになったのです。
つまり「あなたはその情報を発信するに足る人なのか」という権威性がより重視されるようになったということです。
Yahoo!もGoogleも価値がある優良なサイトを上位に表示させるという目的で動いています。
それを考えるなら医師・歯科医師の経歴表記は今後(検索順位を上げるうえで)重要な意味を持つことになるでしょう。
マーケティング戦略
~患者さんが自然に集まる流れを作る~
ホームページを作る上でユーザー(患者候補)がどのような
- 感情
- 悩み
- 疑問
- 要望
を抱いているかを考えてページを構成していくことが大切です。
ユーザーの感情を念頭にサイト作りができれば、ページごとの目的も自然と明確になるでしょう。
ここではマーケティングの観点から、医療機関のホームページに必要な戦略をピックアップして紹介します。
コールトゥーアクション
初診から治療までの流れを明記しているのに、
- 医院へどのように連絡するか
- どうやって予約を取るのか
を書いている医院は多くありません。
実はそれが多くのユーザーを逃している可能性があります。人間はとことん考えるのを嫌う生き物だからです。
大げさではありません。
「電話をかけて最初のひとことはなんて言ったら良いのだろう?」
「電話越しの質問に答えられなかったらどうしよう」
ということにまで頭を悩ませます。
そして考えるのが面倒くさくなると「また今度にしよう」と結局後回しになりかねません。
どうやって電話するかまで細かく明記しておくことでユーザーが考える負担を減らすことになり、それは同時にあなたの医院への通院を決めるハードルを下げることになります。
このように「どのようにユーザーが行動を起こしたら良いか明記すること」をコールトゥアクションと言います。
一例を紹介します。
1.まずはどのような症状でお悩みか電話越しにお伝えください。
例)ノドがイガイガする。咳が止まらない。声がかれる。痰(たん)に血が混じっているなど。
2.その後、ご都合の良い来院日をお尋ねします。
※予約で埋まっていることがあるので候補日を複数準備されるとスムーズです。★なるべく早い診断をご希望の方は、電話で症状をお聞きした上で時間をお伝えしますので、遠慮せずご相談ください。
できるだけ手順をイメージしやすくすることが大切です。
電話を取る受付スタッフと話し合ってマニュアルを作っておくのも良いでしょう。
アクセス情報を充実させる
「住所さえ書いていれば医院にたどり着けるだろう」というのは甘い考えです。
先ほどのコールトゥアクションと同じ理由にはなりますが、
人は自分が具体的に行動をイメージできるようになるまで、なかなか実際の行動を起こしません。
だからこそ医院へのアクセス情報は具体的に示す必要があります。
必要な要素は
- 住所
- 電話番号
- 最寄駅(路線名も書くこと!)
- 駐車場の情報(駐車可能台数やコインパーキングの位置)
- Googleマップ
- 周辺の写真
など、具体的であればあるほど良いです。
ほかの情報のついでに載せるのではなく、医院への道筋について具体的に書かれた「アクセスページ」を別に作るようにしましょう。
連絡先や住所、アクセス情報はわかりやすい場所に
アクセスページ以外にも
- 連絡先
- 住所
- アクセス情報
は分かりやすい場所に大きく表示しましょう(トレンドはページの右上部分です)。
すべてのページに入れておくようにしましょう。
ユーザーがどのページで「ここの医院に相談しよう!」と思うか分からないからです。
せっかく医院を決めたのに連絡先を探す手間がその気持ちを削いで「やっぱりやめた」となりかねません。
人間は気まぐれだということを覚えておきましょう。
料金ページを充実させる
自費診療メニューがある場合は、料金ページを作るだけでなく内容を具体的にしておきましょう。
料金ページを見ているということはそのユーザーは「あなたの医院の自費診療に強い興味を持っている」ということです。
自費診療を掲載する場合、医療広告ガイドラインの決まりでは
- 治療のリスク・副作用
- 治療内容
- 連絡先
- 費用
も一緒に明記することになっています。
しかし、ユーザーからしたらこれでも最低限の情報です。
せっかく興味を持っているユーザーが読んでいるならもっと内容を充実させるべきでしょう。
- 治療ごとに副題としてその内容を書いてみる
例)インプラント〜歯を失った部分に人工歯を入れて、しっかりかめる状態を目指す治療〜
- サンプルの写真を掲載する
- 可能であれば内訳まで書いておく
- 詳細が書かれたページへ誘導するリンクを貼る
- 治療前後の症例写真を載せる
※先に紹介した「リスク・副作用」「治療内容」「連絡先」「費用」が明記されているなら症例の比較写真も不問とされます。
また、保険診療は目安の料金を掲載しておくと親切です。
よく「自費診療の料金を書くと患者さんが離れるのではないか?」と不安になっている医院がいらっしゃいます。
もちろんそういうユーザーもゼロではないでしょう。
ただ料金を明記することはそれ以上のメリットがあります。
代表的なのは、
- ユーザーが(あなたの医院で治療を受けるために)目標金額を決めてお金を貯めるようになる
- 高額であればそれほど「価値のある治療だ」と考えてくれる
というものがあります。
料金はあなたの医院で治療を受けるかどうかを決める決定打になりやすいということです。
内容を充実させない理由はありませんね?
欠点は素直に認めつつ、可能な限りメリットに変える
あなたの医院の良いところや特徴を載せるのはもちろんです。
しかし、あえてマイナス面や弱みも一緒に見せられるなら、ホームページはグッと価値を高められることでしょう。
なぜなら医院を探しているユーザーはメリットだけでなく、デメリットも知りたいからです。
ユーザーはあなたのホームページから
「この医院に通うことにリスクはないか?」
「自分にとって不利益になることはないか?」
ということを読み取ろうとしています(ちなみに口コミが読まれやすいのはこの心理があるためです)。
それなら、あえてこちらから弱みを伝えるようにしましょう。
するとユーザーは「リスク・デメリットを探す」という目的を早々に果たすことになり、判断しやすくなります。
また、自分から弱みを見せることで信頼感を与えることにもなるでしょう。
ポイントは弱みを見せながらもそれをメリットに転換することです。
例)
院長は口下手です。だから説明用の資料を充実させました。
わたしたちの医院は完全予約制で、基本的に急患は受け付けていません。患者さまお一人の時間を大切にしたいからです。
お気づきでしょうか?
上の例では自分たちのマイナス面を出しながらも、それをメリットに転換しています。
「自分の医院に強みなんてない!」
と悲観するのではなく、誰かにとってのデメリットは、違う誰かにとってはメリットという可能性を考えて、発想の転換をしてみてください。
もしかしたら弱みだと思っていたことが、あなたの医院にとって最大の強みになるかもしれませんよ!
抱えている悩みから選んでもらう
内科や外科、歯科など、診療科目を表示するだけでなく
「どんな悩みを持っている人が相談したら良いか」
についても明記しましょう。
「体の悩みはあるけど、どの診療科に相談したら良いかわからない」という人はわたしたちが思っている以上に多いものです。
特に複数の診療科目があるならわかりやすい場所に症状の具体例を書いてあげましょう。
例)歯科口腔外科
以下ような症状でお悩みの方
- 事故やケガで歯が折れた方
- 口の中を切ってしまった方
- 顎関節症の方(顎の関節が痛いなど)
- お口の中にできものがある方
※レーザー治療による口内炎の治療も可能です。
- デザイン~五感に訴えるサイトデザインにする~
- 文章~読みやすく、わかりやすく、感情に訴える文章作り~
- SEO~サイトの価値を高めて検索順位を上げる~
- マーケティング戦略~患者さんが自然に集まる流れを作る~